目的
- 対象システムが提供する個々の機能(サービス)で直接表現できない要件を明らかにします
- 対象システムの重要な品質属性とその目標値を定義します
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成果物関連
入力成果物リスト
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前準備
- 企画や現状調査結果、他の入力情報等、対象業務やシステムのあるべき姿(ToBe)に関する資料や情報を入手し、理解を深めておきます
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作成手順
1 |
- 対象システムの非機能要件として定義する必要がある品質特性(副特性レベルまで)を、「非機能要求定義ガイド」の付録.3や「非機能要求グレード」の非機能要求グレード活用シート等を参考に洗い出します。
- まずは上位5項目程度を抽出
- Planguageに従い、項目名(TAG)と意図・目的(AMBITION)を記述
- 情報源と重要度(利用者、開発担当、運用担当それぞれにとっての)を記述
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2 |
- 各非機能要件項目について、Planguageに従い、必須(MUST)、公称(PLAN)、理想(WISH)、失敗(FAIL)の目標値を記述し、その想定する実行環境も記述します。
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3 |
- 上位5項目以外で重要な非機能要件があれば、追記していきます。
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ワンポイント・アドバイス
- 定義する非機能要件は、対象システムが実現すべきものだけで良く、全ての品質特性について定義する必要はありません。
- 目標値はきっちりと妥当性の検証を行った上で決める必要があります。
- 「その非機能要件が実現されなかったらどうなるか」を検討すると、重要度を判断し易くなります。
- 各非機能要件(品質属性)間のトレードオフについても検討します。
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チェック・ポイント
- 対象システムが実現すべき非機能要件が漏れなく抽出できていますか?
- 根拠が不確かのまま、或いは無理に非機能要件の項目や目標値を設定していませんか?
- 各非機能要件(品質属性)間のトレードオフについて検討・吟味されていますか?
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参考情報
- Karl.E.Wiegers (著), 渡部 洋子 (翻訳)「ソフトウェア要求」,日経BP社 ,2003年
- 要求工学・設計開発技術研究部会 非機能要求とアーキテクチャWG「非機能要求記述ガイ」,経済産業省 ソフトウェア開発力強化推進タスクフォース,2007年
- システム基盤の発注者要求を見える化する非機能要求グレード検討会 「非機能要求グレード」,独立行政法人 情報処理推進機構 ソフトウェア・エンジニアリング・センター,2010年
- 本園 明史 (著)「要求定義のチェックポイント427」,翔泳社,2004年
- スザンヌ ロバートソン (著), ジェームズ ロバートソン (著), 苅部 英司 (翻訳)「要件プロセス完全修得法」,三元社,2002年
- NTTデータ先端技術株式会社 NTTデータ株式会社 著 (著)「Webアプリケーション・サーバー 設計・構築ノウハウ[第2版]」,日経BP出版センター,2010年
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