rcp-nfr-01:非機能要件
目的
  • 対象システムが提供する個々の機能(サービス)で直接表現できない要件を明らかにします
  • 対象システムの重要な品質属性とその目標値を定義します
メタ情報
成果物関連

入力成果物リスト
前準備
  • 企画や現状調査結果、他の入力情報等、対象業務やシステムのあるべき姿(ToBe)に関する資料や情報を入手し、理解を深めておきます
作成手順
No 作業 成果
1
  • 対象システムの非機能要件として定義する必要がある品質特性(副特性レベルまで)を、「非機能要求定義ガイド」の付録.3や「非機能要求グレード」の非機能要求グレード活用シート等を参考に洗い出します。
    • まずは上位5項目程度を抽出
    • Planguageに従い、項目名(TAG)と意図・目的(AMBITION)を記述
    • 情報源と重要度(利用者、開発担当、運用担当それぞれにとっての)を記述
2
  • 各非機能要件項目について、Planguageに従い、必須(MUST)、公称(PLAN)、理想(WISH)、失敗(FAIL)の目標値を記述し、その想定する実行環境も記述します。
    • 未定の場合は該当項目に"TBD"と記載
3
  • 上位5項目以外で重要な非機能要件があれば、追記していきます。
ワンポイント・アドバイス
  • 定義する非機能要件は、対象システムが実現すべきものだけで良く、全ての品質特性について定義する必要はありません。
  • 目標値はきっちりと妥当性の検証を行った上で決める必要があります。
  • 「その非機能要件が実現されなかったらどうなるか」を検討すると、重要度を判断し易くなります。
  • 各非機能要件(品質属性)間のトレードオフについても検討します。
チェック・ポイント
  • 対象システムが実現すべき非機能要件が漏れなく抽出できていますか?
  • 根拠が不確かのまま、或いは無理に非機能要件の項目や目標値を設定していませんか?
  • 各非機能要件(品質属性)間のトレードオフについて検討・吟味されていますか?
参考情報

ソフトウェア年表もご覧下さい