rcp-srs-01:要件定義書
目的
  • 対象システムの要件を正式な文書としてまとめます
  • 設計及びテストの正式な入力情報を確定します
メタ情報
成果物関連

入力成果物リスト
前準備
  • 業務整理や要件定義の他の成果物を入手し、その理解を深めておきます
作成手順
No 作業 成果
1
  • 表紙に、システム名と履歴を記述します。
    • 最初は「バージョン:0.1 改訂内容:新規作成」に
  • 目次を確認します。
2
  • 「1.はじめに」の内容を記述します。
    • システム概略、業務上の目的、業務説明、参照資料/文献
3
  • 「2.概説」の内容を記述します。
    • システムの背景、想定利用者、稼働環境、設計と実装の制約、仮定と依存性
    • システムを用いて提供する業務サービス
4
  • 「3.機能要件」の内容を記述します。
    • ユースケース図を元に、機能要件のリストを作成します。
    • ユースケースに番号(識別子)を付与
    • 各役割から見た重要度を検討し、総合的に判断して優先度を決めます。
    • 付録Bにユースケース記述の内容を記載し、参照させます。
5
  • 「4.外部インタフェース要求」の内容を記述します。
    • ユーザインタフェース、ハードウェアインタフェース、ソフトウェアインタフェース、通信インタフェース
    • ユーザインタフェースは、ユーザインタフェースに対する全般的な要求を記述し、UIイメージとして本質的UIを取り込んで示します。
    • 通信インタフェースは、外部I/F仕様の内容を取り込みます。
6
  • 「5.非機能要件」の内容を記述します。
    • 非機能要件の内容を取り込みます。
7
  • 「付録」の内容を記述します。
    • 添付する各成果物の内容を記載します。
8
  • 全体の記述内容をもう一度読み直し、整合性、抜け・もれ等を確認します。
  • 必要に応じてテンプレートの説明等の不要部分を除いて体裁を整えます。
ワンポイント・アドバイス
  • 要件定義書のテンプレートに、各項目についての説明とサンプルが書かれていますので、それらを参考に記述していきます。
    • サンプルは完全ではありませんので、必ず検討の上、各項目を記述して下さい。
  • 記述しながら、各項目の内容や項目間の整合性を確認し、必要であれば他成果物の内容も修正します。
  • 不明な項目、未定な項目には「TBD」と記述します(空白は不可)。
チェック・ポイント
  • 全ての項目の内容が検討され正しく記述されていますか?
  • 読み手に分かりやすい表現になっていますか?
  • 概念モデルで定義された概念・言葉を用いていますか?
  • 不明な項目や未定項目に「TBD」と記載していますか?
  • 各項目間の内容に矛盾はありませんか?
  • 取り込んでいる図や表の内容は最新のものになっていますか?
参考情報

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