目的
- ユースケース・ポイント法を用いて、対象システムのおおよの開発規模と工数を見積もります
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成果物関連
入力成果物リスト
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前準備
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作成手順
1 |
- アクターの重み付けを行います。
- 要件定義書の「2.3想定利用者」及び「4.4 通信インタフェース(外部I/F仕様)」からアクターを特定し、重み付けを行います。
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2 |
- ユースケースの重み付けを行います。
- 要件定義書の「3.システム特性」からユースケースを特定し、他の記載内容も確認しながら重み付けを行います。
- アクターとシステムの1つのやりとり(アクターが何かをしてシステムが応答する)を1トランザクションと考えます。
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3 |
- 算出された未調整ユースケースポイント(UUCP)の値を確認します。
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4 |
- 技術要因の重み付けを行います。
- 要件定義書の内容に合わせて係数を入力
- 「重み」は変更しない
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5 |
- 環境要因の重み付けを行います。
- チームの全体の傾向で判断し、係数を入力
- 「重み」は変更しない
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6 |
- 算出された調整済みユースケースポイント(AUCP)の値を確認します。
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7 |
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8 |
- 見積もり結果を確認し、その妥当性を検討して、さらにその根拠も明確にします。
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ワンポイント・アドバイス
- 係数等が不明な場合は「平均」等の中央値を設定して下さい。
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チェック・ポイント
- 必要な入力項目が全て埋められていますか?
- 入力されている値は適切ですか?
- 見積もり結果は妥当と考えらますか?(その根拠は?)
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参考情報
- ゲリ シュナイダー (著), ジェイソン ウィンタース (著), 羽生田 栄一 (著), オージス総研 (著)「ユースケースの適用:実践ガイド」,ピアソンエデュケーション,2000年
- オブジェクト倶楽部(現:オブラブ)「Use Case Point法による工数見積もり」
- リンダ・M・ライルド (著), M・キャロル・ブレナン (著), 野中 誠 (翻訳), 鷲崎 弘宜 (翻訳) 「演習で学ぶソフトウエアメトリクスの基礎」,日経BP社 ,2009年
- 「ソフトウェア開発の定量化手法 第3版」,共立出版,2010年
- スザンヌ ロバートソン (著), ジェームズ ロバートソン (著), 苅部 英司 (翻訳)「要件プロセス完全修得法」,三元社,2002年
- IIBA®日本支部 BABOK®翻訳プロジェクト「ビジネスアナリシス知識体系ガイド(BABOK®ガイド)Version 2.0」,IIBA®日本支部,2009年
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