目的
- アーキテクチャ(利用技術や標準)に従って、UI(画面や帳票)の具体的かつ詳細な仕様を検討し、UIに関する実装の直接の入力情報とします
- この成果物に基いて、顧客からのUIに関しての最終的な合意を得ます
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成果物関連
入力成果物リスト
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前準備
- 要件定義書やアーキテクチャ設計書、UIに関連する標準等を入手し、そられの理解を深めておきます
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作成手順
1 |
- 表紙に、システム名と履歴を記述します。
- 最初は「バージョン:0.1 改訂内容:新規作成」に
- 目次を確認します。
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2 |
- 「1.はじめに」の内容を記述します。
- 本書の目的、参照資料/文献
- 付録に本質的UIを添付
- 「2.概説」の内容を、要件定義書やアーキテクチャ設計書の内容を確認しながら記述します。
- UI要件、UI設計方針
- 利用する標準、技術及びツール、仮定と依存性
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3 |
- 「3.共通ルール」の内容を各種標準等に基いて記述します。この内容は適宜更新していきます。
- 共通画面構成(レイアウト)
- 共通的な画面遷移ルール
- 汎用的な入力項目のチェックルール 等
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4 |
- 「5.画面遷移図」を記述します。本質的UIの内容(特に情報項目)に矛盾せず、UI要件を適切に満たすような画面単位と遷移を検討します。
- 「4.画面一覧」を画面遷移図に基いて作成します。
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5 |
- 全ての画面について、「6.画面詳細」を記述します。
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ワンポイント・アドバイス
- 画面レイアウトは、保守性も考慮し、適切なツールを用いて記述します
- 利用技術や状況に応じて、画面設計の内容や項目を修正します(例:CUIの場合と、Web系GUIの場合では、設計する内容は異なります)
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チェック・ポイント
- UI要件は適切に抽出・整理されていますか?
- UI設計方針は妥当ですか?
- 画面単位や画面遷移は、本質的UIやUI設計方針と整合していますか?
- 利用可能な技術を適切に活用していますか?
- 入出力項目に漏れや抜けはありませんか?
- 全てのアクションについて、アクション詳細が正しく記述されていますか
- 全体的に画面の流れや内容にに矛盾等がありませんか?
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参考情報
- 実践的アプローチに基づく要求仕様の発注者ビュー検討会 (著)「発注者ビューガイドラインに学ぶ失敗しない外部設計」,日経BP社,2008年
- 山岡 俊樹 (著), 藤原 義久 (著), 鈴木 一重 (著)「構造化ユーザインタフェースの設計と評価」,共立出版,2000年
- サイモン ブラウン (著), ジェイソン フォークナー (著), ロッド ジョンソン 他(著), トップスタジオ (翻訳)「 プロフェッショナルJSP〈上〉基本編」,インプレス,2001年
- Jenifer Tidwell (著), ソシオメディア株式会社 (監修), 浅野 紀予 (翻訳)「デザイニング・インターフェース」,オライリー・ジャパン,2007年
- 清野 克行 (著)「Ajaxによる業務アプリケーション開発」,秀和システム,2008年
- クレーグ・ラーマン (著), 依田 智夫 他(監訳)「実践UML 第3版 オブジェクト指向分析設計と反復型開発入門」,ピアソンエデュケーション,2007年
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